「債務整理について相談に行きたいけれど,事前に少しでも情報がほしい!」という方のためのQ&Aです。ぜひご参考ください。
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Q:債務整理をすると,どのくらい借金が減りますか?
A:自己破産の場合,借金が原則ゼロになります。任意整理の場合,利息制限法のもと債務額を確定しますので,ほとんどの場合借金は減ります。しかし,その幅は一概にいくらとは言い切れません。その人によって利率や取引の期間が違うからです。一般的には,約定利率が高ければ高いほど,また取引の期間が長ければ長いほど減額できることになります。
Q:過払い金が発生しているかを知る方法はありますか?
A:過払金が発生しているかどうかは,貸金業者から取引履歴を取り寄せて,利息制限法で引き直し計算をしてみなければ,正確には分かりません。過払い金の発生する取引年数ですが,一般的には利率29.2%以上で7年以上取引があれば過払い金が発生している可能性は高いといえるでしょう。
Q:過払い金に対して利息は発生するのですか?
A:過払い金にも利息は発生します。過払い金の利息の起算日は過払い金が発生した当日です。過払い金の利息は5%が付加されることにはほぼ争いがありません。過払い金を請求する際は5%の利息も合わせて請求すべきです。
Q:最近1~2年の借り入れしかないのですが,任意整理は有効ですか?
A:任意整理をすると,交渉により将来利息をカットできる場合があります。その場合,現状のままで貸金業者に支払う返済総額と,任意整理をした場合の返済総額を比べると,その額は大幅に変わります。
Q:できるだけ自己破産はしたくないのですが
A:任意整理や個人再生といった方法があります。個人再生は圧縮された債務を分割で支払う方法で,マイホームをお持ちでない方も利用できます。
収入と支出のバランスを考慮し,お勧めの方法を提案しますので,まずはご相談ください。
Q:家族や会社に内緒で債務整理できますか?
A:可能な限り対応します。実際に家族や会社に知られることなく債務整理を成功させた事例も数多くあります。例えば,当事務所では,郵送物などを送付する際は細心の注意を払っています。また,家族や会社の方等,あなた以外の方からのお問合せに関しては,一切回答しないことになっています。
ただし,債務整理の場合,ご家族にも正直に打ち明けて協力してもらった方が,将来的に良い結果になる場合が多くあります。
Q:債務整理したいと思っていますが,ブラックリストに載ることが心配です。
A:債務整理を行うと,ブラックリストには載ってしまいます。そうなると,約5年から7年の間は,クレジットカードの新規発行や新たな借入れが制限されることになります。現在の借金返済状況を見て,債務整理をする方が良いのかをしっかり判断しましょう。当事務所では,「債務整理をしようかどうか」という相談もお受けしていますので,お気軽にご相談ください。
Q:債務が免責されない場合とはどんな場合ですか?
A:『自己破産』の手続では,ギャンブルや極端な浪費によってできた借金は,免責されない場合があります。そのような場合には,個人再生や裁判所を通さない任意整理を検討します。
Q:自己破産をすると,銀行取引ができなくなるんでしょうか?
A:それは誤解です。預金や公共料金の引き落としなどの取引などは通常通りできます。ただし,給与の振込先の金融機関に対して借金があるような場合には,口座が凍結され,その口座に給与が振り込まれると,金融機関は自分の債権と振り込まれた給与を相殺してしまう可能性があります。
Q:パートやアルバイトでも個人再生を利用できますか?
A:個人再生は一定の収入があることが条件になりますので,パートやアルバイトの方でも安定的な収入があれば,利用することは可能です。
Q:ローン返済中の車はどうなりますか?
A:自己破産や個人再生では,ローンが残っている車があればローン会社を含めて処理する必要があります。任意整理や特定調停の場合は,ローン会社を外した処理もできます。